2019年5月22日、金融庁がホームページで
年金制度では国民の老後は守れないから
投資をしてほしいという報告書を作成です。
これほどハッキリと年金制度と投資について
見解をしめすのは初めてかもしれません。
年金制度はきっと待ったなしの
危ない状況なのでしょう。
金融庁の
金融審議会市場ワーキング・グループが
報告書を発表。
「高齢社会における資産形成・管理」
というタイトルで
PDFで54ページにわたる報告書です。
いろいろなデータが掲載され
専門用語もバンバンで
なんとも読みにくい・・・(-_-メ)
だから、私が簡単に解説致します。
言いたいことは
だいだい以下のようになります。
・これからますます長寿社会になりますよ～
・少子化が加速するので人口が増えませんよ～
・認知症の人も増えますよ～
・バブル崩壊後、国民の賃金は
増えていません・・・
・退職金も減ってきている
・投資をやっている人が少ない
・老後の生活に困らないために
投資をしてほしい
・日本株だけでなく
アメリカ株も買った方が良い
・ニーサ（NISA）やイデコ（iDeCo）を使って
投資をしてくれ
・金融の勉強をしてくれ
・金融のアドバイザーも
増やしていきます
・こんなに高齢化社会になるとは
思わなかった・・・
・手探りだけど、僕たち（政府）も
頑張っているから理解して・・・
という感じでしょう。
年金保険料を納めろと
一生懸命に支払いを請求してくるのに
実際には当てにならない年金制度・・・
本当に困ったものです。
報告書では
ニーサ（NISA）とイデコ（iDeCo）という
制度を作ったから投資をしてくれと
国民にうったえかけています。
しかし、以前もブログで掲載しましたが
私はニーサやイデコを
利用して投資をすることは反対です。
ニーサ（NISA）は
株や投資信託などで得た利益に
税金がかけられないという制度です。
つまり投資で利益を出せたら
ニーサという制度を使えるということ。
私がニーサは危険と思うのは
制度をつかうためには
投資のやり方に制限があるということです。
投資は9割の人が
負けると言われる世界。
そんな世界で、制限を受けて
投資で勝つことが出来るでしょうか・・・
私には、そんな自信はありません・・・
ニーサがきっかけで
投資を始める人が増えそうですが
プロ投資家の餌食になってしまうでしょう。
イデコは年金制度の一部です。
年金制度自体があてにならないと
自分（政府）で認めているのに
その一部のイデコをドンドン
利用してくれって話がおかしいでしょ！？
と思うのは私だけでしょうか・・・
また、以前の年金データ消失事件のように
「イデコのデータがなくなりました・・・」
とならなければ良いのですが・・・
国民の金融リテラシー（読解力）を
上げるためにアドバイザーを
増やそうという政府の働きかけは賛成です。
しかし、これまでと同じように
証券会社や保険会社にとって都合の良い
アドバイザーだけが増えることに
ならないことを願いたいです。
話は戻りますが
年金制度だけでは老後は守れない
と政府が正直に言ってくれたことは
あとで良かったと思える日がくるでしょう。
（今は残念な話ではありますが・・・）
どんなことでも
まずは状況をしっかり見つめること。
そのきっかけになったと
思っています。
そして、しっかりと勝てる投資をしていけば
老後の生活は守れるでしょう。
年金制度と投資についての考え方
参考にしてみてください。
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