金融マンにすすめられるまま
分散投資をすると、後でとんでもなく
損をすることになるでしょう。
「郵便局で分散型の投資を
した方が良いと言われ
投資信託をすすめられたのですが・・・」
「投資は分散したほうがリスクは低いと
保険屋さんに言われたのですが
それって本当ですか・・・」
資産形成の相談を受ける際に
よくそんなことを聞かれます。
分散投資とは
日本株、外国株、日本国債、外国国債など
「国」と「銘柄」を分けて
投資することです。
株にしても国債にしても
「日本」と「外国」の国を分けて
分散投資をすすめられるのは
リスクを回避するのが理由です。
日本だけに投資すると
日本経済の景気に
株や国債の価値が左右されます。
例えば
大震災や戦争などで
日本経済が大打撃を受けるとします。
すると
日本企業の株も国債も暴落するでしょう。
日本の株や国債だけしか持っていないと
大損してしまいます。
だから
日本だけでなく、外国の株や国債にも
投資する方がリスクを回避できる・・・
というのが
「日本」と「外国」の国を分けて
分散投資をすすめられる理由です。
次に
銘柄を「株」と「国債」に分けて
分散投資をすすられるのも
リスクを回避するのが理由です。
株と国債は
真逆の動きをします。
景気が悪いと
株は売られ、国債が買われます。
すると
株価が下がり、国債の価格は上がります。
逆に、景気が良いと
国債が売られ、株が買われます。
すると
国債の価格は下がり、株価は上がります。
このように
「株」と「国債」は真逆の動きをするので
両方に投資をしておけば
リスクを回避できる・・・
というのが、銘柄を分けて
分散投資をすすめられる理由です。
しかし、このように
分散投資をすすめられる理由は
ほとんどが「ウソ」です。
その理由は
過去の実績をみれば、一目瞭然です。
まず、株は
「外国株」だけに集中して投資するほうが
安全でリターンもはるかに高い。
これが、過去30年の実績です。
各国の株式市場の成長率は・・・
A ユーロ圏 (ユーロ・ストックス50) 350%
B ロンドン (FTSE100) 448%
C アメリカ (D&J 平均株価) 1,274%
D 日本 (日経平均株価) 106%
※上記の成長率について
A → 1991~2017年(26年間)
B、C、D →1987年~2017年(30年間)
以上のように成長率は
日本の株式市場よりも
外国の株式市場の方が
圧倒的です。
この結果を見て
日本株に投資したいと思う人は
どれほどいるでしょうか・・・
また、外国の大企業は
世界各国に営業展開しているので
特定の国で大震災や戦争などが起こっても
影響は少ないでしょう。
充分にリスクが回避されています。
結果的に「外国株」だけに
「集中投資」するほうが
安全で高いリターンを狙えるのです。
国債については
日本国債、外国国債とわず
投資することはおすすめできません。
なぜなら、こちらも過去の実績として
国債の利率よりも
物価上昇率の方が高いからです。
つまり
国債に投資していると
お金の価値は減ってしまう
ということです。
分散投資をすすめる
金融マンや保険屋さんがいたら
その話を真に受けず
その理由をしっかり聞くべきでしょう。
「リスクを回避するため」という
理由だとしたら要注意です。
後で、大損させられるかもしれませんよ・・・
(私がお付き合いをさせていただいている
金融マンや保険パーソンは
投資に関してもスペシャリストばかりです)
投資をするなら
分散投資ではなく
「外国株」だけに「集中投資」です。
投資についての考え方
ぜひ、参考にしてみてください。