株式投資は
株価が上がっても下がっても
どちらにしても勝つことは出来ます。
「ソフトバンクの未公開株が買えたけど
上場後に株価が下がって損をした・・・」
「株価が上がるまで
塩漬けしなければならない・・・」
FPという職業柄と
実際に投資もしているので
最近は、この手の話を何度もされます。
ソフトバンクは
昨年の12月19日に東証一部に上場しました。
知名度もある会社ですし
上場後に株価が上がると思った人は
多かったと思います。
IPO(未公開株)の株価1,500円でした。
しかし、上場後に
どんどん値が下がって
一日で1,282円まで下がりました。
1,500円から
約15%のマイナス。
1,000株買っていた場合
投資元金は150万円。
初日の終値なら
株の評価額は約128万円。
たった一日で
約22万円の損を抱えたことになります。
多くの投資家の
予想に反した値動きとなったようです。
このような状況を聞くと
おそらく、株をすすめた証券マンは
上場後に株価が上がる
シナリオしか顧客に話していない
のでしょう。
株価が下がるシナリオも考えておけば
上場後の値下がりはチャンスになります。
値下がりでも勝てるシナリオを
ご紹介いたします。
【例】
A社の株を、100株ずつ4回分けて
合計400株を購入する。
株価1,000円から550円まで値下がりし
その後、1,000円まで値を戻すことを想定。
■1回目の投資
株価1,000円で100株購入。
■2回目の投資
株価850円で100株購入。
■3回目の投資
株価700円で100株購入。
■4回目の投資
株価550円で100株購入。
合計400株。投資元金は310,000円
株価が
550円まで下がったあと
1,000円まで戻った場合
株の評価は400,000円。
投資元金は310,000円なので
プラス90,000円になります。
もともとの株価1,000円に戻っただけでも
すでに利益が出ています。
だから、値下がりしても
勝つことは充分可能なのです。
さらに上昇して
株価1,300円になった場合
株の評価は520,000円。
投資元金は310,000円なので
プラス210,000円になります。
株価1,000円の時に400株購入するよりも
90,000円も多く利益がでます。
つまり、値下がりは
利益を大きくするチャンス
にもなるのです。
このような話は
証券マンから聞けることは
ほとんどありません。
なぜなら
証券マンは投資をしたことがない
人が多いからです。
ゴルフをしたことがない人から
いくら教えられても
うまくならないのと同じです。
投資をするときは
値上がりと値下がり両方の
シナリオは想定しておくべきでしょう。
投資についての考え方
ぜひ、参考にしてみてください。
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