消費税が年収の低い人に厳しい理由

【 消費税が年収の低い人に厳しい理由 】

(消費税10%になると、どうなるのか・・・ その2)

生きていくために必要最低限の生活費(食費、水道光熱費、衣料費、通信費、医療費など)は、年収の多い人も少ない人も、さほど違いがありません。

年収500万円の人も、年収1,500万円の人も、必要最低限の生活費はほぼ同じで、それにかかる消費税の負担額も同じということです。

結論を言いますと、年収が低い人の方が「年収に対する消費税の負担率が多い」ということです。

これが、消費税が年収の低い人に厳しい理由です。

消費税とほかの税金の比較をしてみたいと思います。

・所得税 → 年収が多い方が税率は上がります。

・固定資産税 → 大きい家に住んでいる人が多く支払います。

・自動車重量税 → 排気量が多い車を持っている人が多く支払います。

・相続税 → 相続財産を多く持っている方が税率が高くなります。

このように、消費税以外の税金は、年収や所有している財産が多くなれば、多く課税されるようになっています。

財産を持っている人から持っていない人へ、お金を還流させる仕組みとなっています(良いか悪いかは別として・・・)。

しかし、「消費税の税率は一律」なので、「年収が低い人の方が消費税の負担率が多い」という弊害が生まれてしまうのです。

その消費税が10%へ上がれば、一般市民の生活に打撃を与えるのは間違いないでしょう。

富裕層と、一般市民との格差はさらに広がるということです。

子供のころ、大富豪というトランプゲームをよくしました。

ゲームに勝った順位が1位と2位の人が、最下位とブービーの人から、次のゲームで一番強いカードを貰える、という仕組みでした。

そのため、一度、1位になると次のゲームでも1位か2位になりやすく、逆に、一度、最下位に転落するとよっぽど運が良くない限り、最下位から抜け出すことが難しくなります。

格差社会も同じことが言えます。

一度、年収が低い状態になると、節約してもお金を貯めることは難しく、その状態から抜け出すのが容易ではありません。

「1億総中流」と言われた、古き良き昭和の日本は、すでに過去のものです。

「変化する者だけが生き残れる」

ダーウィンの言葉ですが、私も同じ気持ちです。

そんな格差社会を生き抜くために

「一生懸命に働いて貯金をする」のは当然ですが

合わせて「投資をする」

ということも、選択肢として考えてはみてはいかがでしょうか。

ぜひ、参考にしてみてください。

(編集後記)

今日は、ラジオパーソナリティ仲間とランチミーティングでした。

彼女の行動力にとても感銘を受け、自分も負けられないなぁと、あらためて感じました。

行動力こそ、真実ですよね(^▽^)

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